特定非営利活動法人ぴっかりんくまもと
児童発達支援・放課後等デイサービスぴっかりん(障害児通所支援)
光の森コミュニケーション相談室ひなた(ことばの相談)
「優しく」「易しい」存在に
お子さまのことを「優しく」解釈し、「易しく」導く
たとえば「他の子を叩いてしまう」という行動は、一般的には「悪い」イメージがあります。
「悪い」から「怒ってやめさせる」対応になりがちです。
しかし、なぜ叩いてしまうかを突き詰めると、
「うるさい声で話しかけられて嫌だった」「力の調整が難しく、少し触れたつもりが強すぎた」といった
そのお子さまなりの理由が必ずあります。
どんなに好ましくない行動でも、頭ごなしに否定するだけでは根本的な解決に結びつきません。
私たちは、起きた現象に対し、お子さまの感覚や運動、興味関心といった特徴を踏まえて解釈します。
お子さまや保護者さまが責められることなく「優しく」対応することを心がけます。
その上で、お子さまが充分に理解し納得して学んでいけるように、
丁寧に分かり「易く」サポートしていきます。
脳や感覚、運動面を大切に
「感覚統合療法」に即して
たとえば、ことばの発達は、それ単体で進むことはありません。
乳幼児期の様々な経験がベースとなり、運動発達とともに育まれます。
経験とは、何かに触れる・持つ・動く・口に入れる・見る・嗅ぐ・味わうといった感覚運動体験です。
このようなことが何らかの理由で幅広く経験できなかった場合、ことばや運動発達に影響することがあります。
私たちはお子さまに対して、どのような背景があって今の発達状況にあるのか、
脳の働きや感覚運動的要素を踏まえて解釈していきます。
それは、お子さまや保護者さまにとっての「優しい」対応に繋がると考えます。
主に、「感覚統合療法」の考え方に即して対応しております。
私たちの考え
できることを活かし難しいことは補い、自分らしい成長へ
私たちは、お子さまの「苦手なこと」「できないこと」ばかりに目を向けず、
今「得意なこと」「できること」にも着目し、それらを活かしたサポートを充実させていきます。
一方、「苦手なこと」「できないこと」は可能な限りサポートし、
「苦手」であっても困らないように工夫いたします。
その上で、普段であればやらない、やりたがらないことに、少しだけチャレンジできるように促していきます。
療育とは、お子さまが楽しく、能動的に参加することで初めて成長への効果が期待され、
「苦手」なことを無理に強要しては意味をなしません。
私たちは、お子さまが心身ともに健全で、「やりたい!」と思えるようなサポートを心がけます。